☕ 食前コーヒーで血糖値と食欲をコントロール!科学的にわかる効果と注意点
kensa-yakuzen
おうちで漢方ラボ
健康診断で「LDL高め」と言われたけど、どうすればいいの?
そんな人に向けて、臨床検査技師であり、薬膳マイスターの視点から、科学と体質の両面で“ゆるく整えるヒント”を紹介します。

LDLは「悪玉」と呼ばれますが、本来は細胞やホルモンの材料を運ぶ大切な存在です。
大正製薬のHPでも、以下のように説明されています👇
『LDLコレステロールは肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ働きがあり、増えすぎると動脈硬化を起こすので、悪玉コレステロールと言われています』
出典:コレステロールとは?中性脂肪との違いについても詳しく
つまり、「ゼロにする」より「酸化させない・滞らせない」ことが大事なんです。
薬膳では、血の流れや消化吸収のバランスが崩れている状態を
「血瘀(けつお)」「痰湿(たんしつ)」と呼びます。
| 体質タイプ | 主な特徴 | 改善の方向 |
|---|---|---|
| 痰湿タイプ | 脂っこいものが好き・むくみやすい・だるい | 胃腸を整えて余分な湿を出す(健脾・利湿) |
| 血瘀タイプ | 肩こり・冷え・肌のくすみ | 血の巡りを良くして温める |
| 食材 | 薬膳的効能 | 出典 |
|---|---|---|
| 山査子(さんざし) | 消化促進・脂肪の分解を助ける | サンザシに含まれる「フラボノイド」は抗酸化・血流改善作用があり、サプリや健康茶にも活用されています (参考:わかさ秘密「サンザシ」特集) |
| 黒きくらげ | 血の巡りを整え、余分な脂を流す | 食物繊維とβグルカンが豊富で、血中脂質のコントロールに良いとされます (参考:NHKガッテン「きくらげパワー」特集) |
| 緑豆 | 体の熱を冷まし、むくみ・だるさを軽減 | 緑豆のポリフェノールは抗酸化・抗炎症作用があり、夏の疲れ対策にも◎ (参考:日本豆類協会「豆の主な栄養素」) |
| ハトムギ | むくみ・肌の代謝アップ | 化粧品にも使われる「ヨクイニン」は、肌荒れ・代謝サポートとして知られています (参考:EPARK「ヨクイニンの副作用とは?下痢・胃痛など注意点を解説」) |
👉 この4つを「日常で少しずつ取り入れる」だけでも、巡り×脂質代謝のW改善が期待できます。
「数値を下げる」より「流れを戻す」意識で、1週間だけ食事を見直してみました。
| 実践内容 | 変化の実感 |
|---|---|
| 朝:白湯+山査子茶 | 胃の重さが軽く、午前中にスッキリ感 |
| 昼:玄米+黒きくらげ炒め | 食後の眠気が減少 |
| 夜:緑豆とハトムギのスープ | 翌朝の顔のむくみ減少、肌のトーンUP |
「我慢」ではなく「体が喜ぶ感じ」を大切に。
1週間でも、“流れが整う”実感があります。
| 食材 | 調理例 | 効果のポイント |
|---|---|---|
| 山査子 | サンザシ茶・煮出しドリンク | 脂っこい食事の後におすすめ |
| 黒きくらげ | 玉ねぎと炒める | 活血・抗酸化効果 |
| 緑豆 | スープ・おかゆ | 夏の疲れ・むくみケア |
| ハトムギ | ごはんやスープに混ぜる | 胃腸サポート+肌代謝 |
これだけでも、体が「巡りやすく」なります。
| 観点 | 現代医学 | 薬膳 |
|---|---|---|
| 原因 | 酸化ストレス・過栄養 | 血の滞り・湿の停滞 |
| 対策 | 食生活・運動 | 活血・健脾・利湿 |
| ゴール | 数値改善 | 巡りの回復 |
「体の声を聞く=データを活かす」
これが検査技師としての薬膳活用法です。