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キューピー3分クッキング「鮭の竜田揚げ」レシピの薬膳効能|秋の体調管理におすすめ

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2025年9月18日の「キューピー3分クッキング」で紹介された「鮭の竜田揚げ」。最近、秋の冷えや乾燥を感じていませんか?薬膳の視点からこのレシピを読み解くと、鮭の補血・補気効果に加えて、肌の潤いや体を温める働きが期待できます。さらに、調理法と食材の組み合わせを工夫することで、胃腸の調子も整える秋の万能メニューになるんです。

鮭の竜田揚げレシピの基本

「キューピー3分クッキング」で紹介された鮭の竜田揚げは、下味をつけた鮭に片栗粉をまぶしてカラッと揚げたシンプルな一品。
外はサクッと、中はふっくらと仕上がるのが特徴です。

材料の紹介(2人分)

  • 生鮭2切れ(250g)
  • (おろししょうが1/2かけ分 しょうゆ大さじ1+1/2 みりん大さじ1 オイスターソース小さじ1)
  • 片栗粉大さじ4
  • パプリカ(黄)1個(150g)
  • しし唐辛子6本(40g)

作り方は公式サイトをご確認ください。

薬膳的に見る鮭の効能

  • 補気・補血:鮭はたんぱく質が豊富で、さらに鉄分やビタミンB12も含まれており、血を作る材料となる。特に秋は血虚(血の不足)を生じやすいため、鮭のような魚介類を食事に取り入れることが助けになる。
  • 抗炎症作用・豊富な良質脂質:鮭に含まれるオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)は、体内の炎症反応を抑えて皮膚や粘膜の乾燥を和らげる働きがある。薬膳では「潤」を補う食材としても重視される。
  • 体温促進・冷え改善:鮭の脂肪分+揚げ調理という陽性の要素が体を温め、末端の冷え性を緩和する。血行を良くすることが寒さによる不調(肩こり、腰痛など)にも効果的。

竜田揚げという調理法の効能

揚げる調理法は「陽性」を高めるため、体を温める作用が強まります。
胃腸を活発にし、食欲増進にもつながりますが、油を使うため食べすぎは注意が必要です。

一緒に食べたい薬膳食材

  • 大根おろし:消化酵素のアミラーゼ・プロテアーゼを含み、揚げ物による胃のもたれを防ぐ。
  • 生姜:辛味成分ジンゲロール・ショウガオールが体を温め、冷え性や肩こり、代謝低下にアプローチ。
  • レモン・酢:クエン酸などの有機酸で油の重さを軽減し、余分な熱や油の消化の負担をやわらげる。

まとめ|鮭の竜田揚げは秋の薬膳メニューに最適

キューピー3分クッキング「鮭の竜田揚げ」は、薬膳的に見て「秋の冷え・乾燥」のケアに非常に適したレシピです。鮭の補気・補血作用、揚げることで得られる体を温める性質と組み合わせて、大根おろしや酢もの、生姜をプラスすれば、冷え性・肌の乾燥・体力低下にも効果が期待できます。秋の薬膳メニューとしてぜひ試してみてください。

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検査技師の薬膳マイスター ともか
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臨床検査技師・薬膳マイスター
臨床検査技師としての経験を活かし、体のデータや体質から不調の原因を読み解き、日常に取り入れやすい薬膳や漢方の知識をお届けしています。 忙しい女性や体調に悩む方に、「おうちでできるやさしい養生」のヒントを発信中。
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