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10月2日放送の『林修の今知りたいでしょ!』では、血糖値改善の新習慣として「噛む回数」に注目。糖尿病予防に効果的なホルモン、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)やGIP(グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド)がどのように分泌されるかについて、解説していました。
🧠 血糖値低下ホルモンとは?
画像:© 脳神経外科おたる港南クリニック
- GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)
- 腸から分泌され、食後の血糖値上昇を抑える
- インスリン分泌を促進し、糖尿病予防に寄与
- 科学的データ:1口20回以上咀嚼した場合、GLP-1分泌が平均で約30〜40%増加する報告あり(小田原雅人医師・2025年放送解説)
- GIP(グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド)
- 食後のインスリン分泌をサポート
- 血糖値スパイクを抑制
- 満腹ホルモン(レプチン)
噛む回数や食べるスピードは、これらホルモンの分泌に直結します。
🥢 血糖値を抑える噛み方のポイント
- ゆっくり噛む
- 1口につき 20〜30回以上 を目安
- 唾液中の消化酵素も増え、糖の吸収がゆるやかに
- 柔らかいものも意識して噛む
- パンやおかゆ、スイーツでも意識的に咀嚼
- 噛む回数が増えると、GLP-1やGIPの分泌が促進
- 食事時間を20分以上に
- 満腹信号が脳に届くまで約15〜20分
- ゆっくり食べることで食べすぎ防止にもつながる
📊 科学的な数字で見る効果
- 咀嚼回数20回 vs 40回
- GLP-1分泌量:約30% → 約50%に増加
- 食後血糖値上昇のピークが平均 30分遅延
- 食後の急激な血糖値スパイクを抑えることで、糖尿病リスク低減に寄与
参照:「噛むこと研究室」
💡 実践のまとめ
- 1口20〜30回以上、ゆっくり噛む
- 柔らかい食材も意識的に咀嚼
- 食事時間は20分以上を目安に
- GLP-1やGIPを意識して、糖尿病リスクの低減をサポート
🌟 結論
噛む回数を意識するだけで、血糖値低下ホルモンの分泌を促し、食後血糖値の急上昇を抑えることが可能。
忙しい30〜40代女性でも、今日からできる簡単な糖尿病予防習慣です。
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臨床検査技師としての経験を活かし、体のデータや体質から不調の原因を読み解き、日常に取り入れやすい薬膳や漢方の知識をお届けしています。
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