10月1日(水)に放送された「それって実際どうなの会」で「キノコ料理はどれだけ食べても太らない?」の検証結果をもとに、1ヶ月間きのこを使ったレシピを毎日食べた場合の科学的な影響と、番組で紹介されたきのこ料理の一覧をご紹介します。
番組での検証結果は?
3日間の検証の結果、チャンカワイさんは見事0.1キロのダイエットに成功しました。番組の要点は次のとおり
- チャンカワイさんが1日3食、1食あたり約300gのきのこ料理を3日間食べ続けた
- 3日間の総摂取量は約7.8kg、総カロリーは約8,200kcal
- 体重は開始時92.0kgから終了時91.9kgと、100g減少
- 満腹感が持続し、過食を防ぐ効果が確認された
- きのこの低カロリー・高食物繊維による、血糖値や体重管理への影響が示された
🍽 番組で紹介されたきのこ料理一覧
番組内で紹介されたきのこ料理は以下の通りです。
- きのこたっぷりの味噌汁
- きのこ入りオムレツ
- きのこソースのパスタ
- きのこと野菜の炒め物
- きのこ入りハンバーグ
- きのこスープ
- きのこ入りサラダ
- きのこご飯
- きのこ入りカレー
- きのこ入りグラタン
🧠 1ヶ月間きのこを毎日食べた場合の科学的影響
1ヶ月間、毎日きのこを使ったレシピを食べることで、以下のような健康効果が期待されます。
1. 腸内環境の改善
- きのこに含まれる食物繊維(β-グルカンなど)は腸内細菌のエサとなり、腸内フローラのバランスを整える効果があります。
- 腸内環境が改善されることで、便通が良くなり、免疫力の向上や肌の調子が良くなる可能性があります。
2. 血糖値の安定
- きのこは低GI食品であり、糖質の吸収が緩やかです。
- 毎日摂取することで、血糖値の急上昇を抑え、インスリンの分泌を安定させる効果が期待されます。
3. 体重管理のサポート
- きのこは低カロリーでありながら満腹感を得やすい食品です。
- 毎日摂取することで、食事の満足度を高め、過食を防ぐ助けとなります。
4. 抗酸化作用と老化防止
- きのこに含まれるポリフェノールやビタミンDなどの成分は、抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ効果があります。
- これにより、アンチエイジングや生活習慣病の予防に寄与する可能性があります。
📝 実践のポイント
- きのこを毎日摂取する: 毎日の食事にきのこを取り入れることで、上記の健康効果を期待できます。
- 多様なきのこを取り入れる: しいたけ、まいたけ、しめじ、えのき、なめこなど、さまざまなきのこをバランスよく摂取することが推奨されます。
- 調理法を工夫する: 炒め物、煮物、スープ、鍋など、さまざまな調理法できのこを取り入れることで、飽きずに続けやすくなります。
- 過剰摂取に注意する: きのこは食物繊維が豊富なため、摂りすぎると消化不良を起こす可能性があります。適量を心がけましょう。
1ヶ月間、毎日きのこを使ったレシピを食べることで、腸内環境の改善や血糖値の安定、体重管理のサポート、抗酸化作用など、さまざまな健康効果が期待されます。
まとめ〜きのこ料理を食べるだけで痩せる?
正直なところ、「きのこを食べるだけ」で大きく痩せるのは難しいです。ただし、科学的に見ても「痩せやすい環境をつくる」ことは可能です。
🧠 科学的に考えた「きのこダイエット」のポイント
- 低カロリー&高食物繊維
きのこは100gあたり約15〜20kcalと低カロリーで、食物繊維が豊富。主食やおかずの一部をきのこに置き換えることで、総摂取カロリーを抑えやすくなります。
- 満腹感を高める
水分と食物繊維によって満腹感が得やすく、結果的に食べ過ぎ防止につながります。
- 血糖値スパイクを抑える
食物繊維が糖質の吸収をゆるやかにし、インスリンの過剰分泌を防ぐため、太りにくい体質作りをサポートします。
⚠️ ただし「食べるだけで痩せる」わけではない
- チャンカワイさんの3日間検証(約7.8kg摂取、総カロリー8,200kcal)では、体重はたった100g減少という結果でした。
- これは「きのこが低カロリーだから太らなかった」だけであり、代謝・運動・総カロリー管理が伴わなければ、大幅減量は期待できません。
- 逆に、油やバターを大量に使った「きのこ料理」を毎日食べると、摂取カロリーが増えて太る可能性もあります。
💡 現実的な使い方(痩せやすくなる方法)
- 白米・パン・パスタの一部をきのこ料理に置き換える
- 油を控えた調理(蒸す・煮る・スープにする)でカロリーを抑える
- 毎日200〜300g程度を目安に、主食・副菜に組み込む
✅ 結論
「きのこを毎日食べる」だけでは大幅減量は難しいが、低カロリー・高食物繊維の特性を活かして置き換えや調理法を工夫すれば、痩せやすい食習慣作りに大きく役立つと考えられます。
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臨床検査技師としての経験を活かし、体のデータや体質から不調の原因を読み解き、日常に取り入れやすい薬膳や漢方の知識をお届けしています。
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