🍚ご飯とおかず、どっちが太るの?専門家も驚く“意外な真実”【それって実際どうなの会】
ダイエット中の女性がよく迷うのが、
「ご飯を減らすか」「おかずを減らすか」問題。
TBSの人気番組『それって実際どうなの会』でも、
“ご飯とおかず、どっちが太るの?”というテーマで検証されました。
栄養学的に見てもとても興味深いテーマです。
この記事では、30〜40代女性の体の変化やライフスタイルを踏まえて、
どちらが太りやすいのかを科学的・実践的に解説します。
🍙まず前提:「太る」とはどういうこと?

太る=脂肪が増える、というのは皆さんご存じの通り。
脂肪が増える原因は「摂取カロリー > 消費カロリー」です。
ただし、同じカロリーでも**何から摂るか(炭水化物・脂質・たんぱく質)**で、
体の反応や代謝の仕方が大きく変わります。
つまり、「同じ量を食べても太りやすさが違う」というのがポイントです。
🍚ご飯(炭水化物)の特徴と落とし穴

白ご飯は主に炭水化物(糖質)。
体のエネルギー源には欠かせませんが、食べすぎると余った糖が中性脂肪に変わります。
また、炭水化物だけを多く摂ると血糖値が急上昇し、
脂肪をためこむホルモン「インスリン」が大量に分泌されてしまいます。
特に夜遅い時間にご飯を多く食べると、
エネルギーを使い切れずに脂肪として蓄積されやすくなるんです。
でも、炭水化物を極端に減らすのもNG。
脳や筋肉は糖をエネルギー源として使うので、
不足すると「集中力が落ちる」「代謝が下がる」などの不調も起きます。
🍗おかず(たんぱく質・脂質)の特徴と注意点

おかずは主にたんぱく質と脂質。
筋肉・肌・髪をつくる大切な栄養源で、特に30代以降の女性には欠かせません。
たんぱく質は食後の代謝を上げる「食事誘発性熱産生」が高く、
同じカロリーでも“燃えやすい”性質があります。
また、脂質は消化がゆっくりなため、腹持ちが良く、間食を防ぐ効果も。
しかし注意すべきは“調理法”。
揚げ物やマヨネーズ、ドレッシングなどを多用すると、
知らないうちに脂質のカロリーが爆発的に増えてしまいます。
「おかず大盛り」にすると、ご飯よりカロリー密度が高くなるのが落とし穴です。
⚖️「ご飯」と「おかず」、どっちが太る?
ここが一番気になるところですよね。
実際の研究や栄養学の観点から整理すると、こうなります。
比較項目 | ご飯多め | おかず多め |
---|---|---|
血糖値の上昇 | 急上昇しやすい | 緩やか |
満腹感の持続 | 短い | 長い |
カロリー密度 | 低め(1g=4kcal) | 高め(脂質多いと1g=9kcal) |
食べすぎリスク | おかわりしやすい | 味が濃くて食べすぎやすい |
太りやすさ | 中程度 | やや高い |
つまり、どちらも食べ方次第。
ただし、実際の体重変化で見ると、
「おかず大盛り」の方が脂質由来のカロリーが多く、
体脂肪が増えやすい傾向があると考えられます。
番組結果によると、3日間の検証でご飯大盛の方が0.2kg減少し、「おかず大盛」より痩せたそうです。
同カロリーで比較したところ、
- ご飯大盛(300g)+おかず少なめ
- おかず大盛+ご飯少なめ(120g)
の対決で、最終的にご飯派が0.2kg差で勝利。
理由としては、
- ご飯の方が腹持ちが良く間食が減る
- おかず大盛だと脂質が多く消化に時間がかかる上、総カロリーが増えやすい
という点が影響したと考えられています。
👉つまり、短期間では「ご飯を適量しっかり食べた方が太りにくい」という結果でした。
💡理想は「ご飯少なめ+おかずバランス型」
ポイントは「どちらかを極端に減らさない」こと。
- ご飯は茶碗半分〜軽め1杯(100〜120g)
- おかずはたんぱく質中心(鶏むね肉・豆腐・魚など)+野菜たっぷり
- 揚げ物やマヨ系は週に2〜3回まで
- 食べる順番は「野菜→おかず→ご飯」で血糖値をゆるやかに
こうすることで、脂肪をためにくく、満足感も得やすくなります。
30〜40代は、ホルモンバランスの変化や筋肉量の減少で
**「同じ食事でも太りやすくなる」**時期です。
無理な糖質制限ではなく、
“何をどの順で食べるか”を意識することが、
将来の体型と健康を守るいちばんの近道です。
🧭まとめ:太らない食べ方のコツ
- ご飯の食べすぎ → 血糖値・脂肪合成アップ
- おかずの食べすぎ → 脂質カロリーオーバー
- 結論:「どっちもバランスが大事!」
ご飯を極端に抜かず、脂質を控えめに。
“ご飯派が痩せた”という番組結果は、
栄養学的にも納得のいくリアルな答えでした。
🪞最後に一言
「食べる=悪」ではなく、
“どう食べるか”があなたの体をつくります。
バランスを整え、無理のないダイエットで
自分らしい美しさを育てていきましょう✨