薬膳の基本

🍽8時間食事ダイエット!どれだけ食べても太らないの?【30代・40代女性必見】

kensa-yakuzen

ここ数年よく耳にする「8時間だけ食べてもOK」というダイエット法。
SNSでも「16時間断食(ファスティング)」として話題ですが、
本当に太らないのでしょうか?

臨床検査技師の視点から結論から言うと、

✅「太りにくくなる人は多い」
❌「何を食べても太らない」は間違い。

今回は、30〜40代女性の体質変化を踏まえて、
科学的にこの“時間制限ダイエット”の真実を解説します。

⏰「8時間ダイエット」ってどんな方法?

インターミッテント・ファスティング(断続的断食)
1日のうち 8時間だけ食事OK
残り16時間は水・お茶・ブラックコーヒーのみで過ごすという方法です。

たとえば:

  • 昼12時〜夜8時に食べる
  • 朝食を抜き、昼から食事スタート

つまり「食べる時間を制限して、体を休ませる」ことが目的です。

🧠 太りにくくなる3つの理由

① インスリンが下がる

食べない時間を作ることで血糖値が安定し、
脂肪をため込むホルモン「インスリン」が減ります。
結果、体脂肪が分解されやすくなります。

② 摂取カロリーが自然に減る

8時間しか食べないため、
1日のトータル摂取カロリーが自然と減少。
食べ過ぎ防止につながります。

③ 夜遅く食べない=代謝リズムが整う

体内時計に沿って代謝が動くため、
夜遅く食べないだけで脂肪がつきにくくなるという研究も。

⚠️「何を食べても太らない」はウソ!

ここで多くの人が誤解を解説します。
時間を守れば何を食べてもいいと思いがちですが、
摂取カロリーが多ければ太ります。

例えば、
🍕ピザ+ケーキ+ラーメンを8時間内に食べれば当然太ります。

時間制限食は“食事量をコントロールしやすくする仕組み”であり、
暴食を帳消しにする魔法ではありません。

💪 効果が出やすい人の特徴

✅ 夜食や間食が多い人
✅ 朝食を抜いても平気な人
✅ スイーツ・お酒を減らしたい人

このタイプの人は、
食事時間を区切るだけで自然とカロリーが減りやすく、
体重や内臓脂肪が落ちる傾向があります。

🩺 医学的な研究でも注目

アメリカUCSF(カリフォルニア大学)の研究では、
16時間断食を続けたグループで、
体重・血糖値・中性脂肪の改善が見られました。

ただし、NEJM(医学誌)の2020年報告では、
「摂取カロリーが同じなら時間制限の有無で差は小さい」とも。

つまり、**大事なのは“続けやすさ”と“食べすぎ防止”**です。

🚨 注意点:女性ホルモンと低血糖に注意

特に30〜40代女性は、
ホルモンバランスの変化で体が敏感になっています。

次のような症状がある場合は要注意です。

  • 朝にフラつく・めまい
  • 生理周期が乱れる
  • 集中力が落ちる
  • イライラや過食の反動

無理せず、**週2〜3回だけ実践する“ゆる断食”**でも十分効果的。
「毎日16時間」はむしろ逆効果になることもあります。

🌿8時間の中でのおすすめ食べ方

食べ始めはたんぱく質から
 → 鶏むね肉・豆腐・卵・プロテインで血糖値を安定。

炭水化物は抜かない
 → ご飯やオートミールを適量。脳のエネルギー源です。

腹八分目を意識
 → 「何でも食べていい」ではなく、「満足できる範囲で」食べる。

🧭 まとめ:時間よりも“バランス”が大切

項目内容
太りにくくなる理由インスリン抑制・総カロリー減
太るケース8時間内で暴飲暴食した場合
効果が出やすい人夜食・間食が多かった人
注意点女性ホルモン・低血糖に注意

👉 「何を食べても太らない」ではなく、
「時間と量を整えることで太りにくくなる」 が本当の答え。

💬最後に

ダイエットで一番大事なのは「無理せず続けられること」。
8時間ダイエットも、あなたの生活リズムに合えば強力な味方になります。

“我慢”ではなく、“リズムを整える”。
それが、30〜40代からのキレイをつくる新しい食べ方です✨

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検査技師の薬膳マイスター ともか
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臨床検査技師・薬膳マイスター
臨床検査技師としての経験を活かし、体のデータや体質から不調の原因を読み解き、日常に取り入れやすい薬膳や漢方の知識をお届けしています。 忙しい女性や体調に悩む方に、「おうちでできるやさしい養生」のヒントを発信中。
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