薬膳の基本

🩺【テレビ東京】健康列島にっぽんから学ぶセルフメディケーション|薬膳で“自分の健康を自分でつくる”

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「最近、なんとなく体がだるいけど、病院に行くほどではない」
「つい市販薬に頼ってしまうけど、根本から整えたい」

そんな“自分の健康を自分で守る”という考え方が、いま改めて注目されています。
今回は、テレビ東京『健康列島にっぽん』のセルフメディケーション特集をもとに、
薬膳マイスター×臨床検査技師の視点で、“体の内側から整えるセルフケア”を紹介します。

💬 厚生労働省も推奨するセルフメディケーションとは

「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体調不良は自分で手当てすること」(厚労省HPより)

🌿 薬膳で見るセルフメディケーション

薬膳の世界では、未病(みびょう)=病気になる手前の状態を整えることが最も大切とされています。
つまり、薬膳そのものが「セルフメディケーションの原点」といえるのです。

観点セルフメディケーション薬膳
主な目的自分で健康を管理自分の体質を整える
方法栄養・運動・市販薬食材・季節・体質に合わせた食事
共通点予防・自己管理・体調観察予防・自己調整・未病ケア

💡 どちらも「医者に頼らず、日常で整える」という考えが共通しています。

🩸 まずは“自分の体質”を知ろう

体調を崩しやすい原因は、人によって違います。
薬膳では、大きく分けて4つのタイプがあります👇

タイプよくある悩み改善のポイント
脾胃虚弱タイプ胃もたれ・軟便・食後の眠気胃腸を温める・消化を助ける
気血両虚タイプ疲れやすい・顔色が白い・貧血ぎみ栄養を吸収して“血”を増やす
瘀血タイプ冷え・肩こり・くすみ血の巡りをよくして代謝アップ
肝血不足タイプイライラ・生理不順・目の疲れ肝を整え、血を養う

🌼 たとえば「冷えやすく、疲れやすい」人は、気血両虚タイプかもしれません。
自分の体質を知ることが、セルフケアの第一歩です。

☕ テレビでも話題!“白湯を飲む”の薬膳的効果

番組では、朝の白湯習慣も紹介されていましたね。
薬膳では白湯は「体を温めて、気血の流れを整える飲み物」と考えます。

💡おすすめは「なつめ+しょうが白湯

  • なつめ:血を補い、疲労回復
  • しょうが:体を温め、胃腸をサポート

🕊️朝一杯飲むだけで、体の内側から“スイッチ”が入ります。

🍵 今日からできる薬膳的セルフケア3選

① 朝:白湯で胃腸を起こす

→ 白湯+なつめ+しょうがを1杯。冷えとだるさを防ぐ。

② 昼:黒豆とハトムギのスープ

→ 余分な水分を出し、むくみ対策。代謝もアップ。

🫘 黒豆とハトムギのスープ

材料(2〜3人分)

  • 黒豆(乾燥)…50g
  • ハトムギ(粒)…50g
  • 玉ねぎ…1/2個(みじん切り)
  • にんじん…1/2本(ひと口大)
  • コンソメまたは和風だし…500ml
  • 塩・こしょう…適量
  • オリーブオイル…大さじ1

作り方

  1. 黒豆とハトムギをそれぞれ洗い、30分ほど水に浸しておきます。
  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎとにんじんを入れてしんなりするまで炒めます。
  3. 黒豆とハトムギを加え、浸水していた水ごと鍋に入れ、だしを加えて中火で煮ます(約20〜30分) ※ハトムギが柔らかくなるまで。
  4. 黒豆・ハトムギが柔らかくなったら、塩・こしょうで味を調えて完成。

③ 夜:なつめ茶でリラックス

→ 肝血を補い、自律神経を整えて深い眠りに。

🌿「薬膳」というと難しく感じますが、
実は“食材で体をいたわる”という、とてもシンプルな習慣なんです

💬 まとめ:薬膳×セルフメディケーションで「病院に行かない健康体」を

『健康列島にっぽん』が伝えていたように、
これからの時代は「医者に頼らず、自分で整える力」が大切。

💭 体の声を聞き、食事と休息でやさしく整える。
それが、薬膳流セルフメディケーションです。

疲れやすいと感じたら、まずは**白湯と“なつめ茶”**から始めてみましょう🍵

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検査技師の薬膳マイスター ともか
検査技師の薬膳マイスター ともか
臨床検査技師・薬膳マイスター
臨床検査技師としての経験を活かし、体のデータや体質から不調の原因を読み解き、日常に取り入れやすい薬膳や漢方の知識をお届けしています。 忙しい女性や体調に悩む方に、「おうちでできるやさしい養生」のヒントを発信中。
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