きのこ(ひらたけ)で認知症予防!ほんまでっかTVで紹介された科学と薬膳効果
2025年9月17日の「ほんまでっかTV」では、ひらたけを週に2回以上食べると認知症リスクが下がると紹介されました。注目ポイントは、ひらたけに含まれる抗酸化物質 エルゴチオネイン。今回はその科学的根拠と薬膳的効能、毎日の食卓での取り入れ方を解説します。
ひらたけが認知症予防に効く理由

ひらたけにはエルゴチオネインが豊富に含まれています。これは強力な抗酸化物質で、脳の神経細胞を酸化ストレスから守る作用があります。酸化ストレスはアルツハイマー病や認知症の進行に関係するとされるため、抗酸化作用のある食材を日常的に摂ることが予防につながるのです。
さらに、ひらたけにはβ-グルカンやビタミンDも含まれ、腸内環境の改善や神経機能の維持にも役立つとされています。実際、週2回以上ひらたけを食べる高齢者は、認知症発症リスクが50%程度低下するとの研究報告もあります。
※近年では室内育成のきのこが増えているため、ビタミンDが少ないので、10分程度日光に当てるとビタミンDが増えるので、一手間かけるのがオススメです。
薬膳的に見たひらたけの効能
薬膳では、ひらたけは「腎を補い、精を養う食材」とされています。腎は生命力や骨、髪、脳の健康に関わり、加齢による機能低下を補うと考えられています。
さらに、ひらたけは脾胃を整える作用があり、消化吸収を助けて体全体の栄養状態を向上。体内の水分バランスも調整するため、血流や脳の水分代謝を助ける効果も期待できます。
ひらたけを美味しく毎日の食卓に
- 炒め物やスープに短時間調理:β-グルカンやビタミンDの損失を防ぎます。
- 油と一緒に摂取:少量のごま油やオリーブオイルで抗酸化物質の吸収率アップ。
- ほかのきのこと組み合わせ:しいたけやしめじなどと一緒に調理すると栄養価がさらに高まります。
まとめ
- 科学的根拠:週2回以上ひらたけを摂取で認知症リスク低下(エルゴチオネインによる抗酸化作用)
- 薬膳的効果:腎を補い、脾胃を整え、体内の水分バランスも調整
- 食べ方のポイント:短時間調理+少量油+他のきのこと組み合わせ
ひらたけを日常的に取り入れることで、脳と体の健康を同時にサポート。忙しい30〜40代女性でも、炒め物やスープに入れるだけで簡単に実践できます。
💡 結論
週2回以上のひらたけ習慣は、科学的にも薬膳的にも認知症予防に期待大。抗酸化作用と栄養バランスを意識しながら、美味しく続けることがポイントです。
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